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平成11年12月期
江別市中小企業景況調査

 当所、中小企業相談所が実施した江別市内の中小企業景況調査が、この度まとまりました。その概要は次の通りです。

<調査対象>
市内中小企業1,200企業

<調査時点>
平成11年9月〜12月実績と平成12年1月〜4月見通し

<業種別回答状況>

(単位:件、%)
製造業
卸売業
小売業
サービス業
建設業
発送企業数
122
48
344
344
342
1,200
回収企業数
52
24
82
89
104
351
回 収 率
42.6%
50.0%
23.8%
25.9%
30.4%
29.3%

D  I  値 : 調査項目についての「良い、増加」したとする企業割合から「悪い、減少」したとする企業割合を差し引いた値を示す。

<概 況>

 経済緊急対策による公共投資の増加や金融政策等による効果から、前回まで3期続けて改善していた江別市内の中小企業の景況は、現在の業況判断、先行きの見通し共に悪化割合が増加し、前年12月現状と類似した、厳しい状況及び見方となっている。
 これは、経済対策による公共投資が山を越えたこと、個人消費の伸びが雇用不安や緊急対策後に対する不安等から期待したほど伸びず、また、先行きについてもこれらの状況が、早期に改善される見通しが見込めず、厳しい見方となったものと思われる。

1.今期の状況
<現状について>
 全業種平均で「良い」「やや良い」とした企業割合は10.2%と前回調査14.6%に比べ減少した。また、「まずまず」とした企業は30.8%(前回調査37.0%)と6.2%減少し、「やや悪い」「悪い」とした企業は59.0%(前回調査48.4%)と10.7%増加している。前年12月調査時点と比較すると「良い」「やや良い」とした企業は1.4%減少し、「やや悪い」「悪い」とする企業は5.5%減少し、その結果DI値は△48.8と前年12月をやや上回る状態となった。しかし、(前回調査△33.7)と前回に比べ15.1ポイント悪化している。業種別のDI値では製造業で△40.4(前回△26.4)、卸売業で△37.5(前回△42.4)、小売業で△62.2(前回△50.6)、サービス業で△61.9(前回△31.6)、建設業で△33.6(前回△23.0)と卸売業を除くいずれの業種に於いても前回に比べ大幅に悪化している。

今期の状況(全業種平均)

  

全業種のDIの推移

2.来期の見通し
 全業種平均の見通しDI値は、△52.1と今期の現状DI値△48.8に比べ、慎重な見方となっており、前回調査に比べても14.5ポイント悪化している。これは、今期の落ち込みが大きかった小売業を除く全ての業種に共通してみられる。、先行き不透明感も前回調査と同じく強くでており厳しい見通し判断は変わらない。

業種
現状について
景況天気図
(前期→今期)
製造業
 今期のDI値は△40.4となり前回DI値△26.4に比べ14ポイントと大幅に悪化している。前年12月DI値△40.0並となっている。
 状況を細分化すると、「食品製造業」のDI値が前回△21.4から今期△36.4と15ポイントの悪化となり、「その他製造業」は前回DI値△28.2から今期△41.5と13.3ポイントの大幅な悪化となった。


卸売業
 今期のDI値は△37.5と前回の△42.4、前年12月の△78.3を上回り、改善している。
 「良い」「やや良い」とした企業は16.7%と前回に比べ5.2ポイント増加、「やや悪い」「悪い」とした企業が前回53.8%に比べ、54.2%とわずかに増加したものの、全業種の中で唯一業況が改善している。


小売業
 DI値は△62.2と前年12月(△56.8)、前回調査(△50.6)を下回って悪化している。
 細分化して見ると、「食品小売業」のDI値は△57.8と、前回DI値△59.1に比べてやや改善したが、「衣料品小売業」において、DI値は△62.5と、前回DI値△59.1より悪化し、「その他小売業」でもDI値は△65.0と、前年12月DI値△53.8、前回DI値△41.0に比べ大きく悪化した。


サービス業
 今期のDI値は△61.9と前回DI値△31.6から大幅に悪化した。10年12月以降3期続けて改善していた業況が一転悪化し10年12月並と厳しい状況となった。
 細分化して見ると、飲食業のDI値は△66.7と前回の△33.3から悪化し、理美容業のDI値も△89.3と前回の△56.0から大幅に悪化している。その他のサービス業のDI値は△37.8と前回の△7.4から悪化し、前年12月の△41.5の水準近くまで落ち込んだ。


建設業
 DI値は△33.6と前年12月(△44.3)よりは良いものの、前回(△23.0)に比べ大きく悪化した。今年度後半に入って受注状況の悪化が見られる。
 細分化して見ると、水道土木建設業で△46.2(前回△25.0)と特に水道工事業の悪化の影響で前回を下回り、一般建設業でもDI値△25.9(前回△17.2)、建設関連業では△31.4(前回△25.7)と前回に比べ悪化している。


業種
来期の見通しについて
景況天気図
(今期→来期)
製造業
 製造業全体でのDI値は△51.9(前回△49.0)とマイナス幅が拡大、今期現状(DI値△40.4)に比べてもマイナス幅が拡大して、前年12月のDI値△42.1に比べても悪化となっている。「良い」「やや良い」とする企業も前期を下回って、2期続けて悪化傾向にあり、来期見通しは一転して厳しい見方となっている。


卸売業
 今期現状において△37.5と改善を示したDI値は、来期見通しでは△54.2と一転して厳しい見方となっている。「良い」「やや良い」とする企業が8.3%と前回に比べ4.5%増加したが、「まずまず」とする企業が12.5%と前回34.7%に比べ減少、「悪い」「やや悪い」とする企業が62.5%と前回に比し24.1%増加して、先行きに対する見方は非常に厳しいものとなっている。


小売業
 DI値は△54.9と前回DI値△45.8に比べ9.1ポイント悪化し、小売業現状DI値△62.2と比較して7.3ポイントの改善があるが、他の業種に比べサービス業、卸売業と共に先行き厳しい見方が強い。「悪い」「やや悪い」「わからない」とする企業が70.8%と前回調査に比べ減少しているが、先行きに対する不透明感には未だ変化は見られない。


サービス業
 サービス業全体でDI値は△65.2と今期サービス業全体の現状(△61.9)よりマイナス幅が拡大している。そして、「悪い」「やや悪い」「わからない」とする企業を合計すると85.4%を占め、前回より大幅に悪化し、「良い」「やや良い」とした企業は1.1%と前回の6.9%から大きく後退しており、引き続き厳しい状況が続く見通しといえる。


建設業
 建設業全体では「やや悪い」「悪い」と見る企業は44.2%と、今期の建設業全体の現状(48.1%)よりは良いが厳しい見方となった。水道土木建設業、建設関連業の見通しが後退したことから、DI値は△38.5と今期現状(△33.6)と比較して4.8ポイント悪化している。細分化してみると、水道土木建設業ではDI値△38.5(前回△28.1)と悪化し、建設関連業においてもDI値△39.2(前回△28.2)と悪化し、一般建設業のDI値は△37.0(前回△37.9)と前回並となり、全体として前回の見通しより厳しい見方となっている。


好調
低調

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